おのころ島神社の第一鳥居は高さ21.7mで、京都の平安神宮、広島の厳島神社の鳥居と並ぶ、日本三大鳥居の一つに数えられています。
目次
日本発祥の地 おのころ島


古事記・日本書紀によると神代の昔国土創生の時、伊奘諾命と伊弉冉命は天の浮橋にお立ちになり天の沼矛を持って海原をかき回すと、その矛より滴る潮がおのずと凝り固まって島となりました。これがおのころ島です。
2神はこの島に降り立ち、天の御柱という大変大きな柱をたて、柱の回りを伊奘諾尊は左から、伊弉冉命は右から柱を廻りました。
そして出会ったところで「ああなんと、りっぱな男性だこと」、「ああなんと、美しい女性だろう」と呼び合い、多くの島々を生みました。
はじめに淡路島、つぎに四国、隠岐島、九州、壱岐島、対島、佐渡島をつぎつぎと生み、最後に本州を生みました。
八つの島が生まれたところから、これらの島々を大八島国(おおやしま)とよぶようになりました。
これが日本列島のはじまりとされています。
南あわじ市HP参照
おのころ島はどこに?
日本神話の中で、オノコロ島は特別な島である。神様が日本の島々を作ったとき、最初にできた島だからである。そもそもオノコロ島というのは、数多い列島の中でどの島なのか。
それともあくまでも空想上の島で、現実には存在しないのか。古くからいくつもの説が出されてきた。兵庫県の淡路島には、自凝島神社(おのころじまじんじゃ)がある。
それだけではなく、淡路島の南西に浮かぶ沼島にも自凝神社(おのころじんじゃ)があって、そのどちらにもオノコロ島の発祥地だとする考えがある。それだけではない。播磨灘(はりまなだ)を隔てた家島こそがオノコロ島だという説も、実は根強く存在する。
淡路島か沼島か?
兵庫県の淡路島には、自凝島神社(おのころじまじんじゃ)がある。それだけではなく、淡路島の南西に浮かぶ沼島にも自凝神社(おのころじんじゃ)があって、そのどちらにもオノコロ島の発祥地だとする考えがある。
それだけではない。播磨灘(はりまなだ)を隔てた家島こそがオノコロ島だという説も、実は根強く存在する。巨大な鳥居をくぐり、階段を登ると、思ったよりも質素な社殿が建っている。
ここにお祭りされているのは、もちろんイザナギノミコト・イザナミノミコトである。神社の周辺には、「天浮橋(あめのうきはし)」や「芦原国(あしはらのくに)」など、国産みの物語にちなむ場所がお祭りされている。
「オノコロ神社」は、実はもう一つある。淡路本島の南西に浮かぶ、沼島(ぬしま)にある自凝神社である。 南あわじ市灘の土生(はぶ)にある港から、連絡船に15分ほどゆられると、沼島港に着く。そこから港に沿って南へ歩き、細い山道を、息を切らしながら10分ほど登った尾根の上に、自凝神社がある。
沼島は空から見ると、ちょうど勾玉(まがたま)のような形をしているが、自凝神社はその一方の先端にあると思ってもらえばよい。沼島の港から、家の間を抜ける細い道を行くと、やがて島の中ほどの丘を越えて、島の東側の海岸に出る。
ちょうどその海岸にあるのが上立神岩(かみたてがみいわ)である。巨大な岩石が崩落してできた荒磯の先の海中に、天を裂くような三角形の先端を見せながら屹立(きつりつ)する巨岩である。
高さが15mあるという岩は、イザナギとイザナミがオノコロ島に降り立ち、巨大な柱の周囲をまわって婚姻をおこなったという、「天の御柱」だともいわれている。
引用:ひょうご歴史ステーション
自凝(おのころ)島神社

ご祭神は伊弉諾命と伊弉冉命

画像引用:淡路島日本遺産より
御祭神:伊奘諾命(いざなぎのみこと)・伊弉冉命(いざなみのみこと)・菊理媛命(きくりひめのみこと)
摂社:八百萬神社
伊弉諾命と伊弉冉命がケンカになったときに仲を取り持ったと伝わる菊理媛命(キクリヒメ)も祀られています。
縁結びの神でもある伊弉諾と伊弉冉を取り持った菊理媛なので、さらに強力な縁結びの力が期待できるのだそうです。
おのころ島神社正殿

おのころ島神社の正殿は伊勢神宮と同じ神明造となっており、また伊勢神宮の内宮の鰹木は十本、外宮は九本あり、おのころ島神社は、八本となっております。
おのころ神社HPより
正殿左にある、小さな社の中に夫婦松(こえ松)の御神木があります。向かって左側が旦那さんで、右側が奥さんでしょうか。。。
御神木
正殿の東側に御神木があります。
肥松(こえ松)でかなり前に枯れてしまったそうですが、夫婦松で大昔から崇敬されていたとのことです。
大きい方がおん松(男)、小さいほうがめん松(女)。
枯れてもなお精霊が宿るとのことで、昭和63年に鞘堂を建て大切にお祀りされています。
おのころ島神社の摂社末社
八百萬神社

正殿の西側御奥に八百萬神社があります。
伊弉諾命・伊弉册命の御子神様をお祀りしています。学業成就や交通安全・商売繁盛などのご利益が頂けます。
日本には八百萬の神がいらっしゃる、といいますが、「八百萬」というのは、実際に八百万もの神様をお産みになったわけではなくて、「とにかくたくさん」のという意味が含まれています。
八百萬神社は、おのころ島神社の摂社にて、本社の御祭神は国生み神生みをなされた、親神様の御神徳をたたえ、ここにその御子等の神々を、八百萬神としてお祀りしてあります。
産宮神社(お砂所)
神社の西側を降りると産宮神社(お砂所)があります。
安産のお砂所と呼ばれており、安産のご利益があります。
おのころ島神社の塩砂は「天の沼矛」から滴り落ちた塩だそうで、おのころ島神社の塩砂は、安産の神様として安産を祈願される妊婦さんたちがお参りしています。
おのころ島神社の御朱印と御朱印帳
おのころ島神社の御朱印は、無地の御朱印と絵柄が入った御朱印があります。これは月替りで限定となっています。
御朱印帳は淡路島の地図とおのころ島神社の鳥居の絵柄で「日本発祥の地おのころ島神社」と刺繍されています。
おのころ島神社の御利益
伊弉諾命と伊弉冉命は日本で初めての夫婦と伝わります。二人の神を祀ったおのころ島神社にはどのようなご利益があるのでしょうか。
伊弉諾命と伊弉冉命が祀られているおのころ島神社は縁結びのパワースポットとして注目を集めているます。
縁結びのほかにも、夫婦和合や安産、健康長寿、良縁堅固といったご利益もあるのだそうです。
縁を結ぶ強力な神様たち
おのころ島神社の御祭神は伊弉諾命と伊弉冉命です。この二神だけでも、ご縁のパワーを貰えそうですが、さらに合わせて祀られているのが、「菊理媛命(キクリヒメノミコト)」です。
この菊理媛命は伊弉諾命・伊弉冉命が喧嘩をした時、仲を取り持った事から縁結びの神様と言われています。
この三神が祀られているため、強力な縁結びのパワースポットとして人気があります。
縁結びの鶺鴒石

正殿の前にある鶺鴒石(せきれいいし)。伊弉諾命と伊弉冉命が石にとまった鶺鴒のつがいを見て国生みのヒントを得たと言われています。
伊弉諾命・伊弉冉命は、このおのころ島で、石の上で鶺鴒(セキレイ)の夫婦が契りを交わすのを見て、日本で初めて夫婦となった神様です。
そのときに鶺鴒がとまったと言われているのが鶺鴒石です。鶺鴒石につながった紅白の縄をもって祈願すれば夫婦やカップルの絆がさらに強くなり、良縁を求める人は縁結びのご利益が。
カップルや夫婦だと男性は赤、女性は白の縄を持ち手を繋いで祈願します。
鶺鴒石へのお祈り方法

【新しい出会いを授かりたい場合】
まず「白い縄」のみを握り、続いて「赤い縄」のみを握り、その後、思いを込めて祈ります。
【今の絆をより深めたい場合】
★ お二人で来られたとき
男性は「赤い縄」、女性は「白い縄」を握り、二人手を繋ぎ、思いを込めて祈ります。
★ お一人で来られた方(相手がいる方)
まず「赤い縄」のみを握り、続いて「白い縄」のみを握り、その後、思いを込めて祈ります。
おのころ神社 お守り

おのころ島神社には、かわいらしい豊富な種類のお守りがずらりと並んでいるので、自分へのお守りとしても人へのプレゼントなどにもぴったりです。
「ここでお守りを買って持っていると願いが叶う」と言われていること!特に縁結びには強い力を持ち、ここのお守りは芸能人の方もよく買いに来るそうですよ。
縁結びのお守りはハート型の可愛いお守りなどもありますが、一番人気は「えんむすび守」だそうです。
ペアで持てるのもいいですね。
他にも安産・子宝のお守りや金運のお守り、学業のお守りなどたくさんの種類があります。
ぜひ授与していただいて願いを叶えたいですね。
おのころ島神社周辺のパワースポット
天の浮橋(あめのうきはし)


神話によると天の浮橋は伊奘諾命と伊弉冉命の2神が、最初に降り立った場所です。
神社から西へ約400mのところにあるのですが、民家の並ぶ普通の道にいきなり現れます。
地上と神々が住んでいる高天原をつないでいる橋です。
写真の正面に見える柵に囲まれているのが浮橋。今は神跡となっているようです。

葦原国


そして、天の浮橋からさらに北西へ約400メートルほど行ったところに葦原国があります。
「葦原国」というのは、神代における日本国の別名。
海辺に葦が繁っていて、五穀豊穣の沃土であったようです。
古事記、日本書紀によると「天と地がひらけるはじめは、浮き漂い遊漁が水の上に浮かぶようであった。その中から葦芽のようなものが生じて神となり、国常立尊ともうしました。…」以下、伊弉諾尊・伊弉冊尊までを神代七代と称します。
このようなことから、葦原国は、海辺に葦が茂っていて、その中に五穀豊穣の沃土があるという、古代伝承にもとづく日本国の別の呼名とされています。
中の歌碑には「千早振る神代の昔あしはらをひらきそめにし国常跡」と刻まれています。
この葦原国には、名前の由来通り、葦のような雑草が、葦のようにたくさん生えています。縄文時代のこのあたりは入江だったといわれていますから、このような感じの葦原国があったということを彷彿させます。

「天の浮橋」や「葦原国」という言葉は神話の世界と言う感覚しかありませんでしたが、場所として存在するなんて。。。私もそうですが、神話好きの人にとっては興奮が冷めやまないでしょうね。すごくロマンがありますね。
おのころ島神社周辺のご当地グルメ
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あわじ島バーガーうずの丘店2013年 ご当地バーガー全国1位!「あわじ島オニオンビーフバーガー」 |
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道の駅うずしおレストラン大鳴門橋と紺碧の海!壮大な景色と旬の島食材がいただけます。淡路島だからこそ味わえる、最高にシンプルで贅沢な“一流の田舎料理“ |
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ぐりるエイト淡路牛のステーキの柔らかいフィレ肉は最高。 |
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割烹しらさき店で使うのは沼島産のハモだけ。大将は「ここのハモは脂の乗りとやわらかさが違うから」と、ハモ縄漁師と専属契約している。 |
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うめ丸お食事は、鯛にせよフグにせよ、お一人様1匹丸ごと。いくつかの料理が、コースに分けられ、ふんだんに頂けます
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きとら和食のファミレスみたいなお店です。種類も多くて、リーズナブルで人気。土日は大混雑です。 |
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焼処かわらや明治・西南の役にて兵士たちが瓦の上で調理したというヒントから生まれた「かわら焼き」瓦の機能性・自然素材である安全性、これらを100%最大限に生かした一品です。 |
おのころ島神社アクセス
営業期間 | 営業時間:9:00~17:00 休業:無休 |
所在地 | 〒656-0423 兵庫県南あわじ市榎列下幡多415 電話:0799-42-5320 |
交通アクセス | (1)西淡三原ICから車で15分 (2)三ノ宮バスターミナルから高速バスで70分 榎列バス停から徒歩で10分 |
地図 |

画像引用:おのころ島神社公式サイト